収入減少で借金が払えなくなった…債務整理は可能？

ここ数年の間に新型コロナウイルス感染症の影響で、収入が減少した結果借金の返済が難しくなった方も少なくありません。実際にコロナ関連による倒産は、全国に2218件判明（11月1日16時現在）となっており他人ごとではありません。

収入が減って借金の返済が厳しい、少しでも借金の金額も減らしたいという方に債務整理が可能かどうか検討をお勧めします。

債務整理とは

債務整理には種類がいくつかありますが、借金を減額したり利息や借金の免除または支払いの猶予を目的としています。法的に借金の整理を行い、債務者の負担が減るようにしていく手続きのことです。

債務整理と聞くとよく耳にするのが「自己破産をして財産をすべて持っていかれる」「車や家を手放さないといけない」とのことですが、実際必ず自己破産をしなければならないわけではありませんし、財産をすべて手放すというのは厳密には違います。また、自己破産に該当しない場合、他の債務整理の方法も検討する必要があります。

債務整理の手続きの種類・方法

債務整理には、主に任意整理、自己破産、個人再生手続、特定調停の方法があります。
今回は任意整理について詳しくご説明してきます。

任意整理とは？

任意整理とは借金の将来利息や遅延損害金のカットを行い借金の減額を行う手続きのことです。裁判所を通さずに直接貸金業者と司法書士や弁護士事務所の担当者が交渉を行います。

任意整理のメリット

周囲に気づかれにくい

司法書士や弁護士事務所に依頼して貸金業者とやり取りを行ってもらうので、実際に債務者の方が事務所に行くのは1~3回ほどです。また平日に裁判所に行く必要もないので、周囲に「あれ？最近おかしいな」と思われることが少ないです。家族に気づかれずに行いたい債務者の方の対応もしっかり考えて行っていきますので、安心して手続きをすることができます。

他の手続きより早く完了する

裁判所へ書類を提出するという流れがないので他の債務整理の手続きよりも早く行えます。ただ借金の状況や経済状況に応じて手続きの期間は変動しますので、自分の手続きがどのくらいで終わるのか知りたいという方は、司法書士や弁護士事務所に無料相談してみてください。

借金の減額ができる

借金の将来利息や遅延損害金をカットすることによって、借金の減額ができ債務者の負担が軽くなります。人によっては過払い金があるケースもありますので合わせてて付きを行うと払いすぎた利息を借金返済に充てたり、お金として手元に戻ってくることあります。心当たりがある人は司法書士や弁護士事務所に相談してみましょう。

任意整理のデメリット

借金の元金は支払う義務がある

任意整理は将来利息や遅延損害金をカットし、借金の減額を図ります。残った借金の元金は支払い義務がまだありますので3~5年かけて返済していきます。任意整理後に借金を支払うために、安定した収入を継続的に確保する必要があります。
もしも借金の返済が厳しくて遅延した場合、一括で残金を請求されるケースもありますので注意が必要です。

借金返済状況や経済状況によって断られる場合もある

借金ができてすぐ任意整理を行う場合や、借金返済が厳しい場合などは任意整理の交渉を行っても断られることもあります。例えば、毎月借金返済を続けていた債務者の収入が減少し任意整理をします。一定期間借金を遅延無く返済していたのなら、貸金業者も「この人はきちんと返してくれる」と任意整理を認めてくれる可能性が高いです。

一方で、遅延や滞納を何度もしている債務者の方が任意整理を行っても、借金をきちんと返済できる見込みがないと判断される可能性もあります。任意整理ができるかどうか気になる場合は司法書士や弁護士事務所に相談してみましょう。

信用情報機関に事故情報が登録され、クレジットカードや新規のローンが組めなくなる。

これは任意整理にかかわらずほかの債務整理にも当てはまりますが、債務整理を行うと信用情報機関に事故情報が登録されます。これを「ブラックリストにのる」と言われてきましたが実際にそのようなリストはありません。信用情報機関に事故情報が登録されると、クレジットカードや新規のローン契約ができなくなります。種類にもよりますが、6か月～10年ほど登録され、その後は情報を抹消されます。その後はクレジットカードを利用できますし、新規のローンも契約できるようになります。

任意整理は個人で行うことが可能？

任意整理は裁判所を通さずに行うので、個人でも可能と言われていますが、実際には非常に難しいため、司法書士や弁護士事務所に依頼をして行いましょう。もちろんどの子事務所でもいいというわけではありません。事務所ごとに専門にしている分野が違うからです。債務整理手続きをきちんと行ってくれる実績のある事務所をピックアップして、すぐに依頼をせずにまずは無料相談してみて、きちんと説明してくれたり、不安な点を解消してくれたりなど、依頼をしたらしっかりやってくれそうだと感じたら依頼をしてみましょう。

任意整理は専門家に相談するのが1番安全

借金で悩んでいる方は、周りに借金の相談ができなかったり、相談しずらい方がかなり多いと思います。そんな方は、まず専門家へ相談してみると良い条件で解決できるケースが多いです。

任意整理に強いオススメ事務所ランキング3選

司法書士法人杉山事務所

司法書士法人杉山事務所の東京事務所は、毎月10,000件以上の過払い金を含む債務整理の相談実績があり、過払い金の返還実績は毎月1億円以上もある過払い金請求や債務整理などの借金問題に強い司法書士事務所です。

司法書士法人杉山事務所は債務整理に力を入れている事務所です。大阪、東京、札幌、福岡、広島、岡山、の7つの事務所があり、全国の地域に対応可能なので地方の方にも安心です。

月に10000件以上もの過払い金を含む債務整理の相談があるので、業界でも特に債務整理の知識に長けている事務所です。過去にテレビでも、債務整理や過払い金の相談が全国から寄せられる司法書士として出演した実績もあります。

完全成功報酬なので初期費用や着手金などは無料です。良い評判や良い口コミが多い事務所で、手続きや借金問題の相談は費用も一切かからないというのが安心できます。任意整理の実績が多いおすすめの事務所なのでまずは一度無料相談してみて下さい。

事務所詳細

住所	東京都新宿区新宿2-13-12　住友不動産新宿御苑ビル8F
TEL	0120-217-043
営業時間	9:00～19:00
HP	https://sugiyama-saimuseiri.com

債務整理料金

相談料・初期費用	無料
過払い金請求	返還金額の27.5％～
任意整理	27,500円～
自己破産	44万円～
個人再生	44万円～

司法書士法人みどり法務事務所

司法書士法人みどり法務事務所は全国に高知、札幌、東京、松山、名古屋の5ヵ所にあり、これまでの過払い金返還額が90億円を超える実績があり、業界でもトップクラスの交渉スキルがあります。主にや債務整理や過払い金請求など借金の問題を専門としています。

月500件以上の相談実績があるみどり法務事務所は、これまでの過払い金返還額が、90億円以上取り戻している過払い金請求や債務整理などの、手続きのスペシャリストです。過払い金請求や債務整理など、お金の問題を中心に解決している事務所なので交渉に関する知識が豊富にあります。

依頼者の声を第一に考えているので「分からないことも丁寧に教えてくれた」「相談したら親切に対応してくれた」などの良い口コミや評判が多い事務所です。現在、債務整理や過払い金の事で相談しようか悩んでいる方や、相談するのに不安がある方におすすめの事務所です。

無料相談があり何度相談しても費用がかからないので気軽に相談できます。疑問や不安な事があっても解決できるおすすめの事務所です。

事務所詳細

住所	東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル8Ｆ
TEL	0120-254-012
営業時間	9:00～19:00
HP	https://saimuseiri-sodan.com/lp/01/

債務整理料金

過払い金診断	無料
過払い金請求	相談料・初期費用 0円※過払い金が戻ってこなければ費用０円
任意整理	相談料 0円
自己破産	相談料 0円＋着手金：11万円
個人再生	相談料 0円＋着手金：11万円

※過払い金請求の費用は、取り戻した過払い金から清算されます。過払い金がなければ費用はかかりません。
※自己破産、個人再生の費用は、相談者の状況によって金額が異なりますので、みどり法務事務所にご確認ください。

アヴァンス法務事務所

アヴァンス法務事務所は、東京と大阪に事務所を置き、全国対応している事務所です。費用が安いところが事務所の強みで、過払い金請求や債務整理など、借金問題を専門としている司法書士事務所です。相談料も無料なので、あまり費用をかけたくない方にオススメの事務所です。

アヴァンス法務事務所はお客様に寄り添う事を大事にし、お客様のこれからの生活を第一に考えている事務所です。お客様に寄り添う事務所で、対応も丁寧なので法律に詳しくない初心者の方でも利用しやすく、相談料も一切かからないので相談時にも安心です。

事務所詳細

住所	東京都渋谷区代々木2-2-1　小田急サザンタワー 5階
TEL	0120-880-195
女性専用窓口	0120-204-002
営業時間	平日9:30～21:00/土日祝9:30～19:00
対応エリア	全国対応

債務整理料金

過払い金請求	返還金額の14％～
任意整理	5万円
自己破産	25万円
個人再生	30万円～

任意整理の流れ

①任意整理の相談・依頼

まず、お金を借りている業者で任意整理ができるのか司法書士(または弁護士)などの専門家に相談して任意整理ができる対象なのか調べてもらいます。現在の状況(借金総額・返済状況・自身の収入)などを伝え任意整理が適切なのか、過払い金が発生しているのかどうかを判断してもらい、手続きを依頼する形になります。

必要な書類

　　・身分証明書
　　・クレジットカードorキャッシングカード
　　・印鑑

他にも必要になる場合がある書類(個人再生・自己破産の手続きなどおこなう場合)

　・収入明細
　・預金通帳
　・債権者一覧表(借入金額と借入先の一覧表)
　・車検証
　・不動産の登記簿謄本
　・生命保険証券

②貸金業者へ受任通知を送付・取引履歴の開示請求

司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、事務所から受任通知を送付してくれ、債務者の代理人として、業者とのやりとりを全て担当してくれます。この受任通知が業者に届くとその日からの督促も止められます。

受任通知と同時に債務者の取引履歴の開示請求をおこない、債務者が業者との取引きの履歴の中で法律上の上限金利を超えた利息を支払ってないか、確認するためにおこないます。

③取引履歴をもとに引き直し計算し、過払い金があれば返還請求

取引履歴を開示してもらい、その履歴をもとに利息の再計算(引き直し計算)をおこないます。過払い金もこの引き直し計算で発生しているかを最終判断し、過払い金が発生している場合は過払い金請求をおこないます。過払い金請求をおこなった場合は元金も減額されることになるので、過払い金の有無は非常に重要です。

④貸金業者との和解案を作成し交渉

引き直し計算をおこなって算出した金額をもとに司法書士(弁護士)が業者との和解案を作成します。その後、業者との和解を目指し交渉が始まります。債務者がとくにすることはなく、担当の司法書士(弁護士)と業者でのみ交渉はおこなわれます。

和解できるまでの交渉期間はおよそ3カ月前後となっています。

⑤和解契約を締結して返済が始まる

交渉により、業者と合意に至れば和解成立となり両者が合意した条件をもとに和解契約が締結されます。和解契約が締結されると、締結された条件で債務者は返済していきます。ここで重要なのが交渉力次第で、返済内容が変わってくるので任意整理の実績が豊富で交渉力に長けている事務所を選ぶことが大切になってきます。

当サイトでは、任意整理や過払い金請求を解決した実績が豊富な事務所をご紹介させていただいてるので任意整理をする際の目安にしてください。

任意整理を検討した方がいい人の共通点

近年、離職率の増加などにより、誰でもお金が必要になってしまうことがあると思います。しかし、任意整理の手続きはすべての人に合っている手続きではないので、その人の属性が大事な条件となります。

収入は安定しているが借金を返せる計画がたてられない

任意整理では、すべての借金を無くす手続きではないので、一定の収入があり、借金が給料の半分以上になってしまっている人におすすめです。利息カットや返済期間の見直しにより、完済の目処がたつ可能性が高まります。

長期間借金返済をし続けている

借金を長年返済しつづけている人は、元金があまり減っていないパターンが多いので、任意整理の手続きがおすすめです。利息をカットできれば、元金を減らすことができるので完済までの期間を短くすることができます。。

他人に相談できない

親にお金を送ったり、家族の生活費など月々多額のお金が必要で、貸金業者からお金を借りる人も少なくありません。しかし、誰にも相談できない状況で、どんどん借金が膨らんでしまう人も任意整理で問題を解決することができます。借金が膨らむ前に専門家に相談して任意整理をすぐにおこないましょう