【2023年最新】岡山県で借金減額ができる債務整理に強いおすすめ事務所の口コミ・評判や最新ランキング
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岡山県にお住まいで「債務整理はどこの法律事務所に相談すればいいかわからない」という方はいませんか?債務整理はどこの法律事務所に依頼しても同じ金額を減額できるわけではありません。特に貸金業者との交渉力や債務整理の実績があるかどうかで、借金を減額できる幅に大きな差がでてしまいます。
多くの方が法律事務所を選ぶ際、費用の安さを基準に決めていますが費用だけで決めると思わぬ損をしてしまう可能性があります。たしかに費用を安く抑えることは大切ですが、債務整理の場合、債務整理の実績や貸金業者との交渉力も重要になってきます。
債務整理は、依頼した法律事務所が貸金業者と交渉して決めます。例えば、交渉力がない事務所は50万円しか減額できませんが、交渉力のある事務所は100万円も減額できます。さぁ、あなたならどちらの事務所を選びますか?当たり前ですが、100万円減額できる事務所だと思います。
では、交渉力があるのかないのかはどこを見ればいいのか?簡単な指標は債務整理の実績です。実績の多い事務所はそれだけ貸金業者と交渉をしていることになります。ですので、実績をアピールしている事務所は、債務整理に自信があるといえるでしょう。
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岡山県で債務整理に特化している事務所の選び方
債務整理の手続きは、事務所によってかかる費用や手続き終了までの期間が変わってきます。適当に事務所を選んでしまうと時間が予想よりもかかってしまったり、費用が高くあとで後悔してしまったりすることも少なくありません。
岡山県にお住まいで債務整理の手続きを成功する為のポイントを抑えてください。ここでは、実際に債務整理の手続きに力を入れている事務所を掲載しているのでぜひ参考にしてください。
債務整理に特化している
司法書士や弁護士の仕事には様々な内容があります。そこで債務整理の手続きを依頼したい場合に、まず注意してほしいのがその事務所が債務整理に特化しているかどうかです。
債務整理の手続きでは、交渉によって返済額や返済期間などが決まります。その理由から事務所の営業力と交渉力が重要になってきます。貸金業者は、できるだけ債務整理の手続きを受け入れたくありません。なぜなら戻ってくるお金が少なくなってしまうからです。
そこで、債務整理の問題に強い事務所であれば、貸金業者の特徴を知っていたり、債務整理の手続きの知識に長けている為、債務整理手続きがスムーズに解決したり、返済猶予をもらえたりと損をすることが少なくなります。
債務整理の実績があるか
事務所選びで次に大切なのが、その事務所に債務整理手続きの解決実績がどのくらいあるかです。解決実績が豊富な事務所は様々な貸金業者と交渉をしているため信頼できる可能性が高まります。
実績がある場合、債務整理の知識に長けていて債務者の気持ちもわかっている為、手続き終了後、生活に余裕ができる可能性が高まります。債務整理の実績を調べるには事務所のホームページを見るのが一番簡単です。
債務整理の手続きにかかる費用や進み方の説明がある
債務整理に特化していて、解決実績がある事務所が見つかったら、実際に相談してみて手続きにかかる費用や進み方をちゃんと説明してくれるかを確認してください。
でないと、債務整理で減額できる金額が思ったより少なかったり、手続き終了まで時間が余計にかかってしまったりと損をしてしまう可能性が高まります。
もし、依頼するのであれば債務整理にかかる費用や解決までのプロセスを確認しておけばトラブルを減らすことができます。そこで聞いても、詳しく教えてもらえない場合はその事務所で依頼するのはおすすめしません。
良い評判や口コミが多い
依頼する事務所を選ぶ際に上記の実績があり、債務整理についてしっかり説明してくれる事務所は数多くありますが、その中で選ぶときに参考にしたいのが事務所の評判や口コミです。
事務所の口コミが多かったり、評判が良いと債務整理に対して強い可能性が高まります。しかしそれらは依頼する事務所を決める時の一つの判断材料にし、全て鵜呑みにしてしまうのは良くありません。
依頼する際には、債務整理にかかる費用や解決するまでの流れの二つを確認しておけば、トラブルは避けられます。もししっかりと説明がない場合、又は聞いても解決後に説明しますと言われた場合は、そこの事務所にお願いするのは避けたほうが無難です。
人によって、口コミや評判は違うのでそれだけを見て判断するよりも、実際に相談をしてみて「しっかりと相談に乗ってくれるか?」「費用の説明は分かりやすくしてくれるか?」「質問に対して真摯に向き合ってくれるか?」など決める材料を増やす事が、良い事務所を探すコツになります。
もしホームページに実績などの記載が無い場合は債務整理に対して力を入れていない、もしくは債務整理の実績が少ない場合がありますので気をつけてください。
当サイトでは、相談料無料の事務所を掲載しているので、まずは相談してみてください。
岡山県で債務整理に強い司法書士・弁護士事務所10選
司法書士法人杉山事務所 広島事務所
司法書士法人杉山事務所の広島事務所は、毎月10,000件以上の過払い金を含む債務整理の相談実績があり、過払い金の返還実績は毎月1億円以上もあり、債務整理や過払い金請求などの借金問題に強い司法書士事務所です。
広島事務所は、日本で有名なビジネス誌の週刊ダイヤモンド誌の「消費者金融が恐れる司法書士事務所」として2009年8月に掲載されたこともあり、幅広い消費者金融やクレジットカード会社での実績が豊富にあります。
相談は何度でも無料で、どのくらい借金が減額できるか確認できる借金減額診断も無料でおこなうことができます。岡山県にお住まいで債務整理に強い事務所をお探しの方におすすめの事務所です。
杉山事務所のおすすめポイント
岡山県で債務整理の実績が豊富にある
杉山事務所の広島事務所がおすすめの最大の理由は、債務整理の実績や債務整理の解決実績が豊富にあり、多くの貸金業者に対して強いということです。毎月10,000件以上の過払い金を含む債務整理の相談実績があり、多くの方に信頼されている事務所となります。
週刊ダイヤモンド誌にて「消費者金融が恐れる司法書士事務所」として2009年8月に掲載された事務所です。過払い金の返還額は毎月1億円以上もあり、その実績から多くの貸金業者との交渉に長けており、借金をできるだけ減額したい方にとっては心強い事務所です。
依頼者にとって有利な和解ができる
杉山事務所の広島事務所は、これまでに多くの貸金業者に対して債務整理の交渉実績があり、豊富な交渉力やノウハウを持っているので依頼者にとって有利な和解ができます。
また、杉山事務所では依頼者に少しでも借金を減額できるよう裁判での解決にも対応しています。「返還までの期間を早くしたい」「返還額をなるべく多くしたい」などの希望にもしっかりと対応してくれます。
借金減額診断などの初期費用・相談料が無料
杉山事務所の広島事務所は、過払い金請求に関する相談は何度でも無料でおこなうことができるので、疑問点や不安な点は時間を気にせず相談できます。
また、簡単な質問に答えるだけで借金がどのくらい減額できるか確認できる、借金減額診断も無料でおこなうことができます。また、借金減額診断のみの利用もできますので、どのくらい借金が減額できるか気になる方は気軽に利用することができます。
事務所詳細
住所 | 広島県広島市中区基町6-78 リーガロイヤルホテル9F |
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TEL | 0120-641-033 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
HP | https://sugiyama-kabaraikin.com/ |
債務整理料金
相談料・初期費用 | 無料 |
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過払い金請求 | 返還金額の27.5%~ |
任意整理 | 27,500円~ |
自己破産 | 44万円~ |
個人再生 | 44万円~ |
司法書士法人みどり法務事務所
無料相談があり何度相談しても費用がかからないので気軽に相談できます。疑問や不安な事があっても解決できるおすすめの事務所です。
司法書士法人みどり法務事務所がおすすめな理由
初期費用がかからないので相談しやすい
みどり法務事務所では、債務整理や過払い金請求の相談に関して費用はかかりません。完全成功報酬型になっているので、過払い金請求の手続きが無事終わり返還できた場合に金額が発生します。もし、過払い金が発生しなかった場合は費用はかかりません。なので相談をする際も安心です
対応が丁寧で親切と良い評判が多い
みどり法務事務所は、依頼者の声を第一に考えているので「分からないことも丁寧に教えてくれた」「相談したら親切に対応してくれた」などの良い口コミや評判が多い事務所です。現在、債務整理や過払い金の事で相談しようか悩んでいる方や、相談するのに不安がある方におすすめの事務所です。
過払い金の返還額90億円以上、毎月500件以上の相談実績
毎月500件以上の相談実績があるみどり法務事務所は、これまでの過払い金返還額が、90億円以上取り戻している過払い金請求の、手続きのスペシャリストです。過払い金請求や債務整理など、お金の問題を中心に解決している事務所なので交渉に関する知識が豊富にあります。
事務所詳細
住所 | 東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル8F |
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TEL | 0120-254-012 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
HP | https://saimuseiri-sodan.com/lp/01/ |
債務整理料金
過払い金診断 | 無料 |
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過払い金請求 | 相談料・初期費用 0円※過払い金が戻ってこなければ費用0円 |
任意整理 | 相談料 0円 |
自己破産 | 相談料 0円+着手金:11万円 |
個人再生 | 相談料 0円+着手金:11万円 |
※過払い金請求の費用は、取り戻した過払い金から清算されます。過払い金がなければ費用はかかりません。
※自己破産、個人再生の費用は、相談者の状況によって金額が異なりますので、みどり法務事務所にご確認ください。
弁護士法人アディーレ法律事務所 広島支店
事務所詳細
住所 | 広島県広島市中区大手町2-11-10 NHK広島放送センタービル13F |
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TEL | 0120-316-742 |
営業時間 | 10:00~22:00 |
HP | https://www.adire.jp/ |
債務整理料金
過払い金請求 | ・任意での交渉により過払い金が返還された場合は、事務手数料2万円+返還金額に20%を乗じた金額 ・訴訟により過払い金が返還された場合は、事務手数料2万円+返還金額に25%を乗じた金額 |
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任意整理 | ■着手金:4万円(過払い金の発生が見込まれる場合は1社あたり1万円) 債権者から提訴されている場合1社あたり6万円 ■報酬金:債権者主張の債務額または利息を減額もしくは免除することができた場合は、解決報酬金1万円+その減額または免除することができた金額の10% ・債権者主張の債務額が減額または免除され、かつ任意での交渉により過払金が返還された場合は、解決報酬金2万円+その減額または免除することができた金額の10%+返還金額に20%を乗じた金額 ・債権者主張の債務額が減額または免除され、かつ訴訟により過払い金が返還された場合は、解決報酬金2万円+その減額または免除することができた金額の10%+返還金額に25%を乗じた金額 |
自己破産 | ■同時廃止:着手金27万円(申立費用3万円が別途必要になります。) ■管財事件(少額管財事件含む):着手金38万円(申立費用3万円と管財費用、管財人引継手数料20.1万円(申立地域・事案によって異なります)) |
個人再生 | ■住宅ローン特約あり:48万円(申立費用3万円が別途必要になります。) ・再生委員が選任された場合、別途再生委員報酬が必要となります(東京地方裁判所の場合通常15万円)。これは申立後、再生委員に分割で直接積立をしていただきます。 ■住宅ローン特約なし:38万円(申立費用3万円が別途必要になります。) 再生委員が選任された場合、別途再生委員報酬が必要となります(東京地方裁判所の場合通常15万円)。これは申立後、再生委員に分割で直接積立をしていただきます。 |
中村法律事務所
中村法律事務所は、依頼者の様々な悩みを解決してくれる事務所です。
弁護士費用も分割払い対応しているので、資金面に余裕がない方もおすすめです。
事務所詳細
住所 | 岡山県岡山市北区内山2丁目1-12 西村ビル6F |
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TEL | 050-5268-7257 |
営業時間 | 平日:9:00~18:00 |
弁護士法人菊池綜合法律事務所
弁護士法人菊池綜合法律事務所は、代表が弁護士歴50年の経験がある事務所です。
借金問題はナイーブな問題で、お客様1人1人に合った解決法を提示してくれます。
事務所詳細
住所 | 岡山県岡山市北区南方1-8-14 |
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TEL | 086-231-3535 |
営業時間 | 平日:9:00~17:00 |
玉島総合法律事務所
玉島総合法律事務所は、岡山県内を中心に対応している事務所です。
3回までの相談は無料になっているので、債務整理を考えている方はまずは相談してみてください。
事務所詳細
住所 | 岡山県倉敷市玉島1534-9 |
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TEL | 050-5268-7294 |
営業時間 | 平日:9:00~18:00 |
にしがわ綜合法律事務所
にしがわ綜合法律事務所は、岡山県で債務整理に強い事務所として有名です。
相談は完全予約制で、その人に合った債務整理方法を教えてくれます。
事務所詳細
住所 | 岡山県岡山市北区本町3-13 イトーピア岡山オン町ビル9F |
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TEL | 086-201-7830 |
営業時間 | 平日:9:00~18:00 |
よあけ法律事務所
よあけ法律事務所は、広電白島線の縮景園の目の前にある事務所です。
女性弁護士も在籍しているので、男性弁護士に話しづらい女性の方にはおすすめです。
事務所詳細
住所 | 広島県広島市中区上八丁堀3-6 第2ウエノヤビル703 |
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TEL | 082-962-7371 |
営業時間 | 平日:9:00~12:00 13:00~18:00 |
弁護士法人 岡野法律事務所
弁護士法人 岡野法律事務所は、お客様のプライバシー保護を徹底している事務所です。
サービス向上のための研修もおこなっているので、丁寧な対応が売りのおすすめ事務所です。
事務所詳細
住所 | 岡山県岡山市北区磨屋町2番5号 安田岡山磨屋町ビル4F |
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TEL | 0120-783-779 |
営業時間 | 平日:9:00~18:00 |
ベリーベスト法律事務所 岡山オフィス
ベリーベスト法律事務所は、国内外に40カ所以上の拠点を持った大手法律事務所です。
高い実績をもっているので、借金問題で悩んでいる人にはおすすめの事務所です。
事務所詳細
住所 | 岡山県岡山市北区中山下1-9-40 新岡山ビル7F |
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TEL | 0120-666-694 |
営業時間 | 平日:10:00~18:00 |
岡山県の債務整理や過払い金請求の口コミや評判
岡山県の口コミ・評判1 岡山県岡山市 40代女性
借金の返済に悩んでいたところ、自己破産以外にも債務整理の手続きがあると初めて知り、専門家のいる法律事務所で相談してみることにしました。
利息を払わなくても済むようになる任意整理という手続きをお願いし、月々の返済額を減額してもらいました。これでやっと余裕をもって返済できるようになりました。やって良かった。
岡山県の口コミ・評判2 倉敷県呉市 50代女性
過去にクレジットカードのキャッシングを利用してしまい、その借金を旦那に内緒でお小遣いから支払いしていたのですが、テレビで過払い金請求のCMがやっており、興味本位で過払い金請求の相談をしてみることにしました。
調べてみると、どうやら私には100万円の過払い金が発生しているとのことで、手続きをそのままお願いすることにしました。手続きで私がすることはほとんど無く、あっというまに手続きが終わり、無事借金も返済でき、手元にお金までもどってきました。こんな簡単ならもっと早くやればよかったと後悔してます。
岡山県の口コミ・評判3 岡山県玉野市 50代男性
もう少しで借金完済だったのに、病気になってしまい、借金を返済する為に借金することに、働けるようになり、片方は完済できたのですが、もう1つの業者への返済が困難な状態になってしまいました。
任意整理をしに司法書士に相談にいき、債務整理の相談をすると過払い金も何やら発生していたみたいで、元金が減り、月々の返済が大幅に下がりました。借金を完済して、貯金をしていきたいと思います。担当してくれた先生、本当にありがとう。
岡山県の口コミ・評判4 岡山県津山市 40代男性
20代で飲食店経営をしていましたが、思ったように売り上げが伸びず店を閉める事にしました。そのせいで500万の借金だけが残り、借金の返済のためだけに働くようになりました。そんな時ネットで見つけた法律事務所で相談をすることにしました。
私は債務整理のことは全く分からない状態で相談したのですが、事務所の担当の方が丁寧に教えてくれ、借金を減額する方法はいくつかある事を知りました。その中でも借金を0にする自己破産の手続きを私は選び、手続きを進めてもらいました。
自己破産の手続きをおこなうと職業に制限がかかったり資産を没収されるのですが、今の私に失うものは何もなく、問題なく手続きを進めてもらうことができました。ブラックリストも5年の間らしいので、これから5年間コツコツまたやり直していこうと思います。
岡山県の口コミ・評判5 岡山県浅口市 30代男性
テレビCMで借金減額のことをやっていて、私も月々の返済が高すぎて生活に困っていたので相談することにしました。私は返済期間が延ばせる任意整理の手続きをお願いしました。難しそうで私にもできるのかなと不安でしたが、対応が良い事務所で私がすることはほとんど何もありませんでした。
こんなに簡単に手続きが終わるのを知っていたらもっと早く動けば良かったと後悔してます。手続きも無事終わりやっと負担が少ない状態で生活を送れます。解決してくれた先生や事務所の方々、本当にありがとうございました。
司法書士や弁護士に債務整理を依頼するメリット
債務整理は、個人でおこなうことも可能です。しかし、内容によって複雑な法律問題がからんでいたり、貸金業者とのやり取りを何度もおこなうため、想像できないぐらいの労力と時間がかかります。その点、弁護士や認定司法書士に手続きを依頼すると、「取り立てや督促を止められる」「依頼者に最適な債務整理方法を提案してもらえる」「すべての手続きを任せる事ができる」などのメリットを受けることができます。
ここでは専門家に手続きを依頼したときの、最大のメリットを3つ紹介しますので、これから債務整理を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
取り立てや督促を止められる
債務整理を弁護士や認定司法書士などの専門家に、手続きをお願いする1番のメリットは、専門家が窓口になるので、現在借金をしている人は貸金業者から督促の連絡が来ることが無くなります。
貸金業者からの激しい督促がストレスになったり、生活の不安から鬱になってしまう方も少なくありません。しかし、専門家に債務整理の手続きを依頼すると、専門家から債権者に手続きを引き継いだことを伝えてくれ、債権者との和解が成立するまで債務者に督促をすることができなくなります。
さらに、和解が成立し、減額幅が確定するまでは返済をしなくてよくなります。この手続きの間に余裕ができ、これからの生活を見据えた動きをすることもできます。これだけでも専門家に依頼する価値が十分にあるといえます。
依頼者に最適な債務整理方法を提案してもらえる
債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3つの方法があります。現在、借金問題でお困りの方の中には、「家族にバレたくない」「借金をゼロにしたい」「生活ができるように減額したい」など色々な悩みを持った方がいます。
債務整理の方法によっては、受けられる恩恵が違ったり、それによって生活に支障がでる可能性もあるので、自分がどの方法で借金を減額するのが適切なのか判断するのはとても難しいです。
しかし、専門家に依頼をすれば、依頼者の現在の状況や返済状況を考慮し、最適な債務整理方法を提案してくれるため、すべての悩みが解消されます。
すべての手続きを任せる事ができる
債務整理は自分でおこなうことも可能ですが、債務者との交渉や、利息制限法で定められた利率に直して計算(引き直し計算)をしなければいけないため、専門的な知識が必要になってきます。これらの面倒な手続きは、専門家に依頼することで全て省くことができます。
まず債務整理を自分でおこなう場合、契約書や計算書類などの膨大な資料を読み込まないといけなくなり、相当な労力と時間を費やさないといけません。この資料を間違って解釈してしまったり、計算を間違えてしまうと、債務整理そのものができなくなってしまう可能性もあります。
計算ができたら次は貸金業者などの債務者と交渉をします。この交渉で減額幅が決まるのですが、個人でこの交渉をおこなうと、嘘をつかれたり不利な交渉をせざるを得なくなり、本来受けられた成果を得られなくなります。
上記の理由により、専門的な知識や交渉スキルが無い状態で、債務整理をおこなうより、認定司法書士や弁護士などの専門家に相談をして、債務整理をおこなったほうが得策といえます。専門家に頼めば依頼者の代理人になってくれ督促もなくなるため、余裕をもって債務整理できる環境になります。
債務整理の手続きの種類
債務整理とは、貸金業者から借金していた金額を減らしたり、返済額の負担を減らすために、個人の債務を再建に向けて整理する方法をいいます。
債務整理には、裁判所を介さずに借りていた金利を無くしたり、返済期間を延長するように債権者と交渉をする「任意整理」や裁判所を介し、借金を1/5から1/10まで減額することができる手続きの「個人再生」しして、裁判所を介し借金を0にする手続きの「自己破産」の3つの方法があります。
下記には「任意整理」「個人再生」「自己破産」のメリットやデメリットを記載していますので自分に合う債務整理を選べるように、参考にしてください。
任意整理とは
「任意整理」とは、取引開始時のデータをさかのぼり利息制限法の上限金利(15%~20%)に金利を下げ改めて計算(引き直し計算)をして借金の元本を減額して、基本的に利息をカットして元本の支払い回数を延ばす交渉をします。交渉が和解すると、交渉内容をもとに債務者が支払いする手続きです。
任意整理は他の債務整理と違い、生活の制限が少なく引き直し計算や、金利をカットをして月々の支払いを下げることが最大のメリットである手続きです。
任意整理ができる条件とは
借金額が5000万以下(住宅ローンを除く)で、安定した収入が見込まれており、なおかつ3~5年の返済計画を実行できる場合、貸金業者と交渉をして、本来払う利息をなくしたり、返済期間を見直してもらうことができます。
今まで1回も返済をしてない方や、完済計画を建てられない方は、任意整理をおこなうことはできません。この任意整理は、裁判所を介さずおこなえるので家族に知られることなく手続きを進めることができ、3つの債務整理の中でも比較的おこないやすい方法の1つです。
任意整理のメリット
貸金業社からの督促が止まる
任意整理を、認定司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、貸金業者に対して受任通知を送ります。この受任通知は債務者の代理人として窓口になりますと伝えてくれるものです。
この受任通知を受け取った貸金業者は、債務者に対して直接返済を要求することができなくなるので、貸金業者からの督促が止まり、結果がでるまでの間支払いをしなくてよくなります。督促のストレスもなくなり、生活の再建に向けて動けるようになります。
支払うはずだった利息がカットされ毎月の返済額が減る
任意整理の1番の目的は、本来支払うはずだった利息を無くすことです。債権者と交渉をおこない合意を得られれば、和解契約が成立した日から発生する利息(将来利息)をカットすることが可能です。
さらに、任意整理で和解できると、元金を3~5年の分割払いで返済できるようになります。元金によっては、毎月支払いしてる負担が減るので生活を再建しやすくなります。
家族や会社に知られずに手続きができる。
任意整理は裁判所を通さない手続きなので、家族や会社に知られる可能性は低いです。認定司法書士や弁護士のような専門家に、手続きを依頼すれば、専門家が窓口になってくれるので、郵送物は依頼した専門家が受け取ってくれます。
また、任意整理をおこなう対象の貸金業者を指定できるので、保証人に迷惑をかけたくない場合は、保証人付きの借金を対象から外すことができます。
任意整理のデメリット
ブラックリストにのる
任意整理の手続きをおこなうと、信用情報機関(ブラックリスト)に5年間その情報が登録されます。事故情報がのっているその期間は、住宅ローンやクレジットカードなどといった、分割払いの審査が通りにくくなります。
カードがないと不便な方であれば、デビットカードは使うことは可能です。住宅ローンも組みたいのであれば、名義を本人以外にすればローンを組むことも可能です。ブラックリストにのると不便に感じる事もありますが、5年間で生活を再建できるのであれば、そこまでのデメリットではありません。
現在、返済が苦しいのであれば、まずは「任意整理」を検討することをおすすめします。
思ったより減額できない可能性もある
任意整理では、貸金業者との交渉で返済期間や減額できる金額が決まります。新しく作った返済計画を貸金業者が承諾しないと、希望した減額は期待できません。返済期間や月々の返済額など良い条件で和解できるように交渉する力が必要です。
個人でも任意整理をおこなうことはできますが、貸金業者もできるだけ減額幅は少なくしようとしてくるので、認定司法書士や弁護士などの専門家に、交渉を依頼した方が安全策といえます。
個人再生とは
個人再生とは、債務整理方法の1つで自己破産と同じく裁判所を介す手続きです。自己破産の手続きでは、ほとんどの財産を失うことになりますが、個人再生では一部の財産を残して借金を大幅に減額することができます。
しかし、個人再生の手続きは複雑で個人再生の手続きをおこなう方の9割以上が認定司法書士や、弁護士などの専門家に依頼しています。
個人再生ができる条件とは
個人再生とは、裁判所を通して返済ができないことを申し立て、借金を1/5~1/10まで減額して、3年間で返済する方法です。個人再生は借金が大幅に減額できるほか、財産は残したまま手続きをおこなえるので、持ち家やローンの支払いが終わった車などの、資産を残すことができます。
個人再生の手続きは時間がかかり、複雑で手間がかかるので、個人でおこなうのはおすすめしません。裁判所に提出する書類も多いため、認定司法書士や弁護士などの専門家に手続きを依頼したほうが安全です。
個人再生メリット
借金を大幅に減額することができる
個人再生とは、借金の返済が困難になってしまった方が、裁判所に申し立てて、元金を減額してもらう手続きの1つです。
債権者と債務者が意見をだし、裁判官が意見を考慮して判断し、そこから再生計画をたてます。そして、債務者はこの結果をもとに債権者に支払いを続けることになります。元金の減額幅は1/5~1/10で、残った元金を3年間(最長5年間)で返済するかたちになります。
借金が大幅に減り、毎月の支払額が減るので、生活に余裕がもてるようになります。さらに、減額後の元金を完済すれば、その他の借金は免除されます。
マイホームや車などの資産は残せる
個人再生をおこなった場合でも、マイホームやローンの支払いが終わっている車は手放さず手続きをおこなうことができます。
住宅ローンは借金ですが、毎月支払う家賃と同じようなものです。家賃は生活を続けるうえで必要な支払いのため、不当性はありません。マイホームや車など資産を残して借金を減らしたい方は個人再生の手続きをすることおすすめします。
借金の理由や職業が問われない
個人再生では、借金に至った経緯や、手続き後の職業の制限はありません。自己破産と違い、借金をした理由が浪費やギャンブルなどの理由でも、個人再生をおこなうことは可能です。
しかし、手続き後の再生計画が、遂行される見込みがないときに限り認められない場合もあります。また、自己破産をした場合、士業や金融関連業などの職業につけないのですが、個人再生ではそういった制限はありません。もしつきたい職がある場合も、問題なく個人再生の手続きを進められるのがメリットといえます。
個人再生デメリットやリスク
手続きが難しく時間や費用がかかる
個人再生は債務整理の中でも手続きが非常に難しく、非常に手間がかかるといわれています。裁判所に提出する書類も多く、裁判所に提出しなければいけない再生計画案は、債権者との交渉で和解するのももちろんですが、法律に反してないかを確認しなければ手続きをおこなうことができません。
こういった理由から、手続きが完了するまでの期間が半年~1年間かかってしまいます。書類作成や法律の知識がないと手続きを進めることができないので、費用はかかってしまいますが、一般の方の9割以上は、認定司法書士や弁護士のような専門家に個人再生の手続きの依頼をしています。
ブラックリストや官報に登録され周りに知られる可能性がある
個人再生の手続きをおこなうと、ブラックリストにのり、官報にも掲載されてしまいます。ブラックリストにのると新たな借入や、クレジットカード作成が5年間できなくなります。このブラックリストで周りの人に知られることはないのですが、官報に掲載されてしまうと知られる可能性があります。
官報は国から発行されるもので、普通の本屋やコンビニでは販売しておらず、裁判所にある本屋や国が認めた図書館などの官報販売所でしか販売していません。一般の方で官報を購読してる方はあまりいないので、官報で周囲の人に知られる可能性は低いですが、絶対に知られないとは言えません。
金融機関は漏れがないか官報を確認してることが多いので、そういった業種の方とお付き合いのある方は、個人再生をおこなう際には注意が必要です。
自己破産とは
自己破産とは、現在している借金が返済できなくなった場合、裁判所に申し立て免責許可をもらい、借金の返済を免除してもらう手続きの1つです。
自己破産に悪いイメージを持ってる方は少なくありません。しかし、法律上認められている手続きなので、生活再建の最終手段として最大の方法です。
自己破産ができる条件とは
自己破産ができる条件として、現在ある借金を返済する計画がまったくたてられない状態であることが第一条件です。自分で自己破産を決められるわけではなく、裁判所が債務者の収入や職業などの情報を判断し決定します。
借金返済できる状態であったり、ギャンブルなどのお金の使い込みが原因の場合は、認められず自己破産できないケースもあります。
自己破産メリット
すべての借金が0になる
自己破産の手続きをおこなうと、貸金業者などからしている借金の支払い義務がなくなります。元金が0になり支払い義務がなくなるのは、債務整理のなかでも自己破産だけです。
自己破産が成立するのは、裁判所に自己破産の申し立てをおこない、その結果「免責決定」された場合です。免責決定をされると申し立てから約3か月後に借金が全額免除されます。
この免責決定を得ることができれば、借金のことで悩むこともなくなり、生活の再建に向けて新たにスタートできるので、この全額免除が自己破産の1番のメリットといえます。
貸金業者から強制執行される可能性がなくなる
貸金業者に借金を返せない状態が続くと、貸金業者が裁判所を通し、強制的に銀行口座や財産差し押さえの手続きをされてしまう可能性がでてきます。
強制執行をされてしまうと、現状よりも生活が圧迫されるので、より返済や生活が厳しくなってきます。しかしこの強制執行は債権者に与えられた権利であるため、強制執行を止めるのは容易ではありません。
そのため、自己破産の申し立てをして強制執行を止める必要があります。自己破産は特定の債権者だけが財産を差し押さえることは禁止しているので、裁判所に自己破産の申し立てをおこなってください。「破産手続き開始」が決定されると、強制執行される可能性がなくなります。
自己破産デメリットやリスク
ブラックリストにのり職業に制限がかかる
自己破産をおこなうと、信用情報機関(JICCやCICなど)にブラックリストとして登録されます。およそ5年の間新たにローンを組めなくなったり、携帯やクレジットカードの契約ができなくなります。
そして、税理士や旅行業者、警備業者などの職業に就けなくなり、職業や資格に制限がかかります。年間7万人以上の方が自己破産の手続きをおこなっており、手続きをおこなった方のほとんどが、自己破産をして生活が新しくスタートできたと前向きに感じられています。
保証人に返済義務が発生してしまう
自己破産をしても連帯保証人にその効果は適用されません。自己破産はおこなった本人の返済義務がなくなるので、その借金の返済義務は連帯保証人に移ります。
もし、連帯保証人に迷惑をかけたくないのであれば、事情を説明し、債務者と連帯保証人が同時に自己破産をするしかありません。
現金と資産を失う可能性がある
自己破産をおこなうと、99万円を超える現金と20万円以上の価値がある資産は没収されてしまい、借金の返済に充てられることになります。
マイホームや車など20万円以上の価値があるものは没収を避けられません。自己破産で没収されてしまう物の基準は、各裁判所によって異なります。こういったことから、自己破産を考えている方は、専門家に確認をしてからおこなった方が安全です。
よくある質問
債務整理で必要になる書類
任意整理 | ・本人確認書類(運転免許証や保険証) ・印鑑 ・利用しているキャッシングカードやクレジットカード |
---|---|
個人再生 | ・申立書(兼陳述書) ・債権者一覧表 ・財産目録家計収支表 ・個人再生手続きチェックリスト ・直近2カ月分個人再生添付書類一覧表 ・その他(事業収支実績表や直近6カ月分の事業に関する報告書や可処分所得額算出シート) |
自己破産 | ・申立書(兼陳述書) ・住民票 ・戸籍謄本 ・収入が分かるもの(給与明細など) ・預金が分かるもの(銀行の通帳など) ・源泉徴収票・課税(非課税・証明書) ・居住地が分かるもの(不動産登記簿謄本・賃貸借契約書など) ・資産関係が分かるもの(車・家・保険など) ・その他(生活保護受給証明書など) |
手続きの期間・流れ
任意整理の期間・流れ
①任意整理の相談・依頼
まず、お金を借りている業者で任意整理ができるのか司法書士(または弁護士)などの専門家に相談して任意整理ができる対象なのか調べてもらいます。
現在の状況(借金総額・返済状況・自身の収入)などを伝え任意整理が適切なのか、過払い金が発生しているのかどうかを判断してもらい、手続きを依頼する形になります。
②貸金業者へ受任通知を送付・取引履歴の開示請求
司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、事務所から受任通知を送付してくれ、債務者の代理人として、業者とのやりとりを全て担当してくれます。この受任通知が業者に届くとその日からの督促も止められます。
受任通知と同時に債務者の取引履歴の開示請求をおこない、債務者が業者との取引きの履歴の中で法律上の上限金利を超えた利息を支払ってないか、確認するためにおこないます。
③取引履歴をもとに引き直し計算し、過払い金があれば返還請求
取引履歴を開示してもらい、その履歴をもとに利息の再計算(引き直し計算)をおこないます。過払い金もこの引き直し計算で発生しているかを最終判断し、過払い金が発生している場合は過払い金請求をおこないます。過払い金請求をおこなった場合は元金も減額されることになるので、過払い金の有無は非常に重要です。
④貸金業者との和解案を作成し交渉
引き直し計算をおこなって算出した金額をもとに司法書士(弁護士)が業者との和解案を作成します。その後、業者との和解を目指し交渉が始まります。債務者がとくにすることはなく、担当の司法書士(弁護士)と業者でのみ交渉はおこなわれます。
和解できるまでの交渉期間はおよそ3カ月前後となっています。
和解契約を締結して返済が始まる
交渉により、業者と合意に至れば和解成立となり両者が合意した条件をもとに和解契約が締結されます。和解契約が締結されると、締結された条件で債務者は返済していきます。ここで重要なのが交渉力次第で、返済内容が変わってくるので任意整理の実績が豊富で交渉力に長けている事務所を選ぶことが大切になってきます。
当サイトでは、任意整理や過払い金請求を解決した実績が豊富な事務所をご紹介させていただいてるので任意整理をする際の目安にしてください。
個人再生の期間・流れ
①弁護士や認定司法書士などの専門家に相談し、委任契約を締結
個人再生はとても複雑な手続きなので、認定司法書士や弁護士などの専門家に依頼するのが一般的です。
依頼主の財産や収入などを考慮して、最適なアドバイスをしてもらえます。依頼先の事務所が決まったら、認定司法書士や弁護士と「個人再生委任契約」を結び、手続きを進めていくことになります。
②受任通知の送付・取引履歴の開示請求をおこなう
個人再生の手続きを依頼した場合、依頼先の事務所が債務者に対して受任通知を送付します。この受任通知が債務者に届くと、債務者からの取り立てや督促が止まります。
基本的に、受任通知は事務所と委任契約締結した日に送付します。また、受任通知と同時に、債権の内容や金額を確認するために、債権者との取引履歴を開示してもらいます。
③借金総額を確定し過払い金が発生していないか調査
債権者(金融業者)から取引履歴が開示されると、その履歴をもとに「引き直し計算」が行われます。
引き直し計算では、債務者のこれまでの借入を確認し、利息制限法の上限金利に基づき計算をして、借金の総額を算出します。
ここで、過払い金が発生している場合は、過払い金請求を行います。
④個人再生申立書類を用意する
認定司法書士や弁護士は、個人再生の手続きを行うにあたり、依頼者の資産や収入などを調査して、依頼主が「給与所得者等再生」と「小規模個人再生」のどちらが適しているか判断し、裁判所に提出する書類を作成します。
⑤財産・資産の調査
個人再生では、「生産価値保障原則」といって持っている財産価値の総額以上を支払わなければならないといった決まりがあります。
⑥収支・家計の調査
依頼主が、個人再生の手続きが完了した後も返済できるかどうか調べるものです。
そのため、依頼主は家計簿や収入がいくらあるかなどの証明書を専門家に提出します。
⑦裁判所に個人再生を申立て
依頼主の住んでいる住所を管轄する裁判所で、手続きに必要な書類を提出し、個人再生の申し立てをおこないます。
受理されると、予納金といった官報広告費も必要になってきます。
⑧個人再生委員の選出
裁判所によって異なりますが、基本的に申し立てをおこなった当日~1週間の間に「個人再生委員」が選出されます。
個人再生委員の役割としては、依頼主の収入や財産などを確認して、「再生計画案」についてアドバイスをおこなってくれます。
⑨履行テストの開始
裁判所によって異なりますが、申し立てが終わり、約一週間後から履行テストが始まります。
※「履行テスト」とは?
裁判所により、「履行テスト(積み立てとレーニング)」がおこなわれます。
履行テストとは、手続き終了後に計画した通りに返済ができるのかどうかを判断するもので、一定期間支払いをおこなうように義務付けられます。
この履行テストで、返済が滞ってしまった場合は、計画通りにいかないと判断され、個人再生手続きが認められません。
⑩個人再生委員と面談をし再生手続きが開始される
個人再生委員を選出した後に、代理人、個人再生委員、申立人による面談がおこなわれます。個人再生委員の選出後およそ1週間以内におこなわれます。
面談では、申立書をもとに収入や借金の減額、完済するまでの返済計画などの質問をされます。
個人再生委員は、この面談での返答や計画に問題がなければ、裁判所から申し立てが通り、およそ1カ月後に個人再生手続きを開始する決定が下されます。
⑪各金融業者に再生手続きの開始決定と再建届出が送付される
個人再生手続きが、開始されるとまず、裁判所から再生手続きの開始決定書と借金を調査するための債権届出が各金融業者に送付されます。
各金融業者は、開始決定から6週間以内に借金を確定させるために、債権届出所を裁判所に提出します。
⑫債権認否一覧表を提出する
申立人は債権届出書の金額を確認し、その金額で認めるかどうかを示す「債権認否一覧表」などを裁判所に提出することになります。
債権届出書の内容を申立人が確認し、異議がある場合は裁判所に「再生債権の評価の申立て」をすることが可能です。
もし、債務者と債権者の両方が金額に対して異議を申し立てた場合は、裁判所が調査をおこないます。
基本的には、個人再生委員が調査をおこない、裁判所は個人再生委員の調査をもとに再生債権の評価を決めます。
⑬再生計画案の作成
再生計画案は、「小規模個人再生」を行う場合に裁判所へ提出するもので、債権者に認可をもらえるように再生計画案を作成しなければいけません。
再生計画案には、返済方法や返済総額などを記入して債権者が納得できるものを作成しなければいけません。
裁判所は、申立人が作成した再生計画案を債権者に郵送し、債権者の過半数からその計画案で同意を得られ、同意した債権者からの借入額が1/2以上であれば、再生計画案が可決されます。
再生計画案が否決されると、個人再生の手続きをおこなうことはできなくなり、自己破産などの他の手続きを検討しなければならなくなります。
書面による決議は「小規模個人再生」の場合におこなわれ、「給与所得者等再生」では債権者による決議はおこなわれません。
⑭裁判所が再生計画案の認可・不認可を決定
申立てをおこない、提出した再生計画案の通りに減額された借金が返済できるのかどうかを裁判所が判断し、再生計画が認可されるか決まります。
⑮再生計画通りに返済の開始が始まる
再生計画が認可された後、申立人は債権者へ返済をしていきます。
返済のペースは、1カ月に1回~3カ月に1回のペースです。
自己破産の期間・流れ
①自己破産の相談・依頼
まず、自分が自己破産の手続きができるのか司法書士(または弁護士)などの専門家に相談して調べてもらいます。現在の状況(借金総額・返済状況・自身の収入)などを伝え自己破産が適切なのか、過払い金が発生しているのかどうかを判断してもらい、手続きを依頼する形になります。
②貸金業者へ受任通知を送付・取引履歴の開示請求
司法書士や弁護士などの専門家に依頼すると、事務所から受任通知を送付してくれ、債務者の代理人として、業者とのやりとりを全て担当してくれます。この受任通知が業者に届くとその日からの督促も止められます。
受任通知と同時に債務者の取引履歴の開示請求をおこない、債務者が業者との取引きの履歴の中で法律上の上限金利を超えた利息を支払ってないか、確認するためにおこないます。
③取引履歴をもとに引き直し計算し、過払い金があれば返還請求
取引履歴を開示してもらい、その履歴をもとに利息の再計算(引き直し計算)をおこないます。過払い金もこの引き直し計算で発生しているかを最終判断し、過払い金が発生している場合は過払い金請求をおこないます。過払い金請求をおこなった場合は元金も減額されることになるので、過払い金の有無は非常に重要です。
④破産手続きの申し立て
必要書類が整い次第、依頼主が住んでいるエリアを管轄する裁判所へ申し立て書類を提出します。
申立書類を提出したのち、弁護士と裁判官の3人で面接をします。
この面接は、債務者の収入や借金をした経緯などを確認し、どの自己破産手続き方法になるかを決定します。
そして、破産手続きが開始され、手続きによって手続きの内容が変わります。
管財事件の手続きの流れ
【少額管財事件】
以下に属している場合は同時廃止事件ではなく少額管財事件となります。
・個人事業主であること
・一定の財産を所持している場合
・免責不許可事由がある場合
しかし、債権者数が300名を超える場合は、通常の管財事件となるケースもあります。
破産者が法人の場合は、通常の管財事件になる場合がありますが、個人の場合は基本的に少額管財事件となるケースがほとんどです。
⑥破産管財人と面接をおこなう
破産手続きが始まると、破産管財人が選任され面接をおこないます。
ここでは、財産や収入などのほか、借金の内容や理由を聞かれます。
⑦債権者の集会がおこなわれる
破産手続きが進むと、債権者集会がおこなわれ、破産管財人から経過を報告、または、意見の交換をしたりします。
しかし、個人が破産した場合は出席することは限りなく少ないです。
とくに問題がなければすぐに終わり、破産管財人による財産換価が終了すると債権者集会も終了となります。
⑧換価処分
面接が終わると、破産管財人が換価処分をおこないます。
期間は財産の種類などによって大きく変わってきます。
⑨免責審尋
ここでは裁判官が、あなたの免責をなくしてもいいか判断することになります。
この免責審尋は債権者集会が終了次第、引き続いておこなわれます。
【同時廃止の手続きの場合】
少額管財事件に当てはまらない場合は、同時廃止事件の手続きとなります。
同時廃止事件は手続き開始と同時に手続きが終了するため、管財人などの財産処分はおこなわれません。
同時廃止事件は、手続きが決定したらすぐに、免責審尋の日程が決まります。
⑩免責許可決定
免責審尋から1週間程度で、裁判所から借金の返済が免除される「免責許可決定」が出されることになります。
免責許可決定が決まると借金の返済義務は無くなります。
債務整理の手続きは他人にバレない?
任意整理なら周囲にバレずに借金を減らすことができる
家族や会社の同僚、近所の人など、周りの人に知られることなく債務整理をしたいなら、任意整理を選ぶのがいちばん安心です。自己破産や個人再生など、裁判所を通した手続きをとると、国が発行する「官報」という新聞に名前が出てしまいます。官報は一般の人が見ることはほとんどないとはいえ、やはり名前が掲載されるのは落ち着かないと思います。
任意整理は、裁判所を通さないでおこなう債務整理の手続きの1つです。
消費者金融などの貸金業者と個別に交渉し、今ある借金の将来利息をカットしてもらう手続きになります。過払い金が発生していた場合、払い過ぎた利息を取り戻して元金の返済に充当することができるので借金の減額も可能です。なお、個人で貸金業者と交渉しても相手にしてもらえませんから、任意整理をするなら、司法書士や弁護士などの専門家に依頼する必要があります。
金融業者から本人に直接連絡がいくことはない
司法書士が任意整理の依頼を受けると、貸金業者に「受任通知」を送ります。受任通知には、司法書士が債務者(借金をしている人)の代理人として交渉を行うので、今後の連絡は全て司法書士宛にしてほしい旨が記載されています。
その後の貸金業者からの連絡は全て代理人である司法書士宛にいきますから、任意整理手続き中に家に文書が届いたり、勤務先に電話がかかってきたりすることはありません。任意整理の交渉を行っているという事実が家族や職場に知られることもないということです。
司法書士からの連絡は携帯に入れてもらうよう念押ししよう
任意整理中は貸金業者から連絡がくることはありませんが、司法書士とは連絡をとらなければ手続きが進められません。周囲にバレずに手続きを進めたいなら、司法書士に依頼する際に、連絡は必ず個人の携帯電話に入れてもらうよう、念押ししておくと安心です。
通常、司法書士は本人の許可なく家族のいる家に電話をかけたり、職場に電話をかけたりすることはしません。しかし、連絡がとれなくなった場合にはやむを得ず匿名で自宅や会社に電話をかけることもあります。司法書士事務所から携帯に着信があったときには必ず自分からかけ直す、もし携帯の番号が変わるなどした場合には忘れずに報告しておくなど、司法書士との連絡がスムーズにとれるように意識しておきましょう。
債務整理の費用はどのくらい
司法書士に依頼すると、債務整理の報酬が必要となります。いくら借金を減らせるとしても、この金額が減額した借金の金額を超えてしまうようであれば債務整理をする意味がありませんね。債務整理をするにはどのくらいのお金が必要なのでしょうか。
債務整理の着手料・相談料は無料という事務所も多くあります。また、借金をかかえた依頼者の状況に合わせて分割払いにも対応している事務所も多いです。
任意整理 | 債務が残存する場合 50,000円 債務の残存しない場合 無料 |
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個人再生 | 住宅ローンなし 300,000円 住宅ローンあり 350,000円 予納金(雑費) 約30,000円 |
自己破産 | 手続き費用 250,000円~) |
裁判所への提出書類の作成などがあるぶん自己破産や個人再生は報酬料が高めに設定されているので、借金総額があまり多くないのであれば、任意整理の方が向いている可能性もあります。さらに、債務整理をする場合には、同時に過払い金が発生していないかどうかを調べるようになっているので、過払い金返還請求によって借金がなくなるというケースも多く発生しています。過払い金についても、相談料・着手金は無料となっています。あくまでも目安としてお考え下さい。
まとめ
現在借金をしていて、誰にも相談できない方も少なくありません。夜も眠れない日々から脱却するためにも早急に専門家に相談して借金を減額させましょう。
当サイトでは債務整理に強い事務所をランキングで掲載していますので、債務整理をお考えの方はぜひ参考にしてください。
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